みなさん、こんにちは。栃木県真岡市で水回りの工事を手がける平山鉄工所です。日々の暮らしに何かとお役立ちの井戸水。水道代の節約にもつながるので、生活用水として井戸水を使っているご家庭は多いことだと思います。
ただその井戸水の出具合が悪くなったり、突然出なくなったら困ってしまいますよね。
今回はいざという時の井戸水のトラブルと、解消方法をご紹介いたします。
■水の勢いが落ちた場合は、砂詰まりや減圧弁の固着をチェック
いつも勢いよく出ていたはずの井戸水なのに、どうも出具合が悪くなってきて……そんな場合は、ストレーナーが詰まっていたり、砂こし器のメッシュが砂や不純物などで目詰まりを起こしていることが考えられます。
勢いを戻したい時は、まず砂こし器から砂や不純物を取り除いてみてください。
ストレーナーや砂こし器の不具合は、水量の減少としてあらわれることも。ストレーナーのそうじは慣れていない方にとっては難しく感じられるかもしれません。水が減って困ったことになる前に、定期的なそうじをおすすめします。
また減圧弁が固着して圧力調整が効かなくなっていることも、原因として挙げられます。
市販されている減圧弁に交換すれば解決できますが、専門的な知識が必要となるため、もし自信がないようでしたら専門業者に依頼することをおすすめします。
■水が出ないのは器具の故障だけでなく、季節が原因ということも
井戸水が出なくなってしまったというケースにおいても、ストレーナーや砂こし器のメッシュの目詰まりを疑ってみてください。
ただし水が出なくなってしまった場合は、ポンプや給水管といった器具とは関係なく、季節の影響も考えられます。地下水の水位は季節によって変わりますが、特に冬場は冷え込んで凍結すると地下水位が低くなってしまい、浅い井戸なら枯れてしまう可能性も。
一般的なパイプには断熱材が巻かれているので、極端な寒さが続かなければだいじょうぶですが、氷点下以下の日が続くようなら要注意です。
凍結してしまうと、パイプの中の凍結した井戸水が溶けて出てくるまで、放置しておくしか方法はありません。凍結はポンプの故障を引き起こすことがあるので、あまり寒い日が続くようなら、蛇口を少しだけ空けて水を常にチョロチョロと流し続け、パイプ内の温度が下がりすぎないように手を打つのが効果的です。
なお井戸水が凍結するような寒さでは、ふつうの水道水も凍結してしまうことも。こちらも少量の水を出して予防しましょう。もし凍ってしまったら、蛇口や凍結した配管にタオルなどをかぶせ、ゆっくりとぬるま湯をかけて溶かしましょう。
呼び水がなくなっている場合も、井戸水が出なくなる原因となります。ただこれは故障ではなく、呼び水がなくなって吸込管内の羽根車が空回りするため。したがって呼び水をあふれるほど入れて空気を逃してやれば解決できます。
そのほか、ポンプの付け根のシールやフランジのパッキンなどが経年劣化して隙間ができると、空気が漏れて真空状態でなくなってしまうために、水が出なくなるということもあります。こちらは傷んだパーツやパイプを交換することで解消できます。
ポンプ自体が寿命を迎えているというケースもあるので、10年以上使い続けていらっしゃる方は、部品やポンプそのものの交換も考えてみてください。
■手に余るようなら、街の水道屋さんにSOSを
井戸水でよくあるトラブルについてご紹介しましたが、もしご自分の手に余ると感じるようでしたら、水回りの専門業者に依頼してみましょう。
何気なく使っている井戸水ですが、地震などインフラがストップした時にも頼れる心強い存在です。若い方が新しくおうちを建てる時、地震への備えとして井戸水をつくりたいという話も耳にします。
平山鉄工所は創業してから30年近く、「街の頼れる水道屋さん」として地元に根ざした水回りの工事を手がけてきました。いざという時にお手伝いできる、そんな水道屋さんでありたいと思っています。
栃木県真岡市や近隣でさまざまな水回り工事に対応しておりますので、気になることがございましたら、お気軽にお電話・FAX・メールなどでお問い合わせください。